生涯学習社会における越境の可能性を問い直す 「幸せと共創」促進への考察

5月22日(日)「生涯学習社会における越境の可能性を問い直す 「幸せと共創」促進への考察」に参加してきました。

前半は前野隆司氏(慶応義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科委員長・教授)の幸せの研究についてのお話と、後半は坂倉杏介氏(東京都市大学准教授)モデレーションによるトークセッションが行われました。

 

シンポジウム

「幸せ」を研究している前野隆司氏は、下記について発表されました。

  1. 幸せの4つの因子 どうすれば人は幸せになるのか?
  2. 多様性適応力評価尺度を作成
  3. 共同行為における自己実現の段階モデル

 

「幸せの4つの因子」とは?

どうすれば人は幸せになるのか? 幸せの心的要因の因子分析によって求めた「幸せの4つの因子」とは、

  1. 自己実現と成長(やってみよう因子)  ドーパミン型幸せ
  2. つながりと感謝(ありがとう)  友達 多様な人とのつながりがある方が幸せ  感謝  親切  セロトニン型幸せ
  3. 前向きと楽観(なんとかなる)
  4. 独立とマイペース(あなたらしく)  人の目を気にしすぎずに振る舞う

前野氏の研究では、「幸せ」とは、「自分を知り、信じ、許し、敬い、愛する事」 +「 みんなを知り、信じ、許し、敬い、愛する事」と結論づけています。

そして、因子を満たす(人々を幸せにする)製品・サービスの開発法も研究しているとのことでした。

 

「多様性適応力評価尺度」とは?

ブラインドサッカーのワークショップをきっかけに開発したもので、ワークショップ効果の測定に利用している評価尺度で、ワークショップ実施直前・直後の得点で評価します。

 

共同行為における自己実現の段階モデル

事例として、加藤せいこ氏(NPO法人吉備野工房ちみち)で行われている「みちくさ小道」で行っている達人育成講座について紹介されました。

達人育成とは、人はもともと達人で、それを思い出させる、得意なことで自己実現をする活動です。

 

 

クロストーク

「前野先生・坂倉先生のなんでも相談室」と題して、会場からの質問に答えながらディスカッションするという内容でした。

途中の郵便配達の演出に思わず場もゆるみました。

 

最後に「前野先生は幸せですか?」という質問が会場からあがりました。その回答が印象的でしたので、ここに書き留めたいと思います。

「どうしてこのようなWSをはじめるようになったか。以前は利己的だったと思う。われわれは最初から死んでいる。どうせほろびるなら、いい世界を作った方がいい 。幸せを広めたいと思ったら世界が面白くなった。」

 

 

前野先生の、「思い込みを外すワークショップ」、実施されたら是非参加したいと思います。

 


イベント概要

■日時:2016年5月22日(日) 14:30~17:00

■会場:慶應義塾大学 三田キャンパス 北館ホール

詳細はFacebookページを参照してください。

 

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